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におい、ニオイ、臭い、魚くさい体臭で悩むあなた、ひょっとしたら魚臭症かも知れません。魚臭症に関する知識、情報をいろいろと書いてみました。魚臭症に限らず、体臭の予防、解決のヒントがここにあります。
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おさらいですが、TMA前駆体(コリン)を軽減する流れは、

1)食べる
前駆体摂取量を減らす。 コリン・ダイエット

2)消化する 主に小腸
摂取された前駆体がTMAに変換されるのを減らす。 腸内環境の改善 プロバイオティクス摂取
TMAに変換されてしまった分を減らす。 活性炭・(鉄)銅クロロフィリン摂取

3)代謝する 主に肝臓
FMO3が血中TMAをTMAOに変えるのを助ける。 リボフラビン摂取 インヒビター摂取制限

4)排泄する 主に大腸 それに腎臓
TMAを含む排泄物をなるべく早く多量に排出する。 水分を多く取る 緩下剤の使用

です。

この流れが滞ったときに、魚の腐ったような体臭・口臭・尿臭となるわけです。
トリメチルアミン(ニオイの原因)を無効化することと
トリメチルアミン(ニオイの原因)を外に出すことが重要になります。

いくらコリン含有量の少ない食品を取ったところで
体内にずっと蓄積されればトリメチルアミン(ニオイの原因)は発生するのです。

尿が 濃い黄色の場合はかなり臭いがきついようです。
できるだけ水分をとって排泄するようにすれば
尿の臭いもかなり軽減されると思われます。
また、便通をよくする工夫は食べ物以前に必須です。

☆ 大量の水を飲む

TMAを含む排泄物は速やかに体外に排出して下さい。 

☆ 腸内洗浄

腸内洗浄については、その有効性について賛否両論があるようですが、
食物が腸内に留まる時間を短くするための手段としては有効なもののひとつです。
臭いの低減に即効性があるとの報告もあります。 

☆ 緩下剤の活用

腸内で生成されるトリメチルアミン発生量を減らすため、
食物が腸内に留まる時間を短くするように努めます。
前述のアメリカ国立衛生研究所の資料では、緩下剤の使用が推奨されています。

緩下剤は、いわゆる下剤のような強力な下痢感を起こさせるのとは違い、便意が緩やかです。
ラクチュロース(ラクツロース:lactulose)) は、緩下剤として働きます。

糞便中の有害産物インドール(FMO3インヒヒター)の減少、
血中アンモニア値の低下、ビフィズス菌の増殖等の効果もあります。

なお、緩下剤には、下痢、腹鳴、鼓腸等の副作用があります。
体質、摂取量によっては、お腹がゆるくなる場合もあります。
利用にあたっては、細心の注意を払ってください。
医者と相談の上利用されるのが望ましいでしょう。


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体臭を洗い流す

体臭の原因となる
汗、皮脂、頭皮などに含まれるトリメチルアミンを洗い流すには、
弱酸性の石けん類を使用することが望ましいとされています。

正常な肌の ph に近い弱酸性石鹸の使用は、
腐った魚のニオイの元となる
トリメチルアミンを洗い流せる形態の
揮発性の低い塩にするのに役立ちます。


やっぱり、こまめに洗い流すのが基本です。

何故、お酒のサントリーが??
体臭に良く効く石けん

口臭の消臭効果

アンモニア、トリメチルアミン(日本食品分析センター)や、
にんにく消臭効果(東京大学工学部)による試験データでも、
その高い口臭の消臭効果を証明したものがあります。

こちらです





○銅クロロフィリン、活性炭の経口摂取

銅クロロフィリンは、腸内の臭い物質を吸着させる物質です。
活性炭は、腸内の老廃物や臭いを吸着させる物質です。

これらの経口摂取は、腸内の老廃物&臭いを吸着させ、また、
悪玉腸内細菌の活動源を減らす効果が期待できます。


英語のサイトですが、
アメリカ国立衛生研究所の資料 では、
(ごめんなさい。自分では読んでません。というか読めません。mOm)

対処のひとつとして活性炭 750mgを毎日二度服用、これを10日間続ける。
銅クロロフィリン60mgを一日3回食後に服用を3週間行うとの記述があるそうです。

食べる活性炭

食べる銅クロロフィリン

なお、昭和薬科大学薬物動態研究室が、(2007年06月)の研究集会の講演に際し
使用した魚臭症に関する資料が公開されていますが、
そこでも、銅クロロフィリン、活性炭の経口摂取について触れています。

魚臭症講演会の資料

簡単な方法ですと、銅クロロフィリンナトリウム含有で
口臭の軽減、予防、防止になる歯磨き、ドロップ、ガムですね。

こんなのです。




魚臭症に限らず、体臭というものは、その国その国の食べ物によって
違ったニオイが出てくるといわれています。

魚臭症の場合、原因となるトリメチルアミン(TMA)の蓄積は、
卵や豆、牛乳、チーズ、パン、そして魚と、
あらゆる食物によって生じる可能性があるといわれています。

[トリメチルアミンが多い食品、少ない食品]

TMA前駆体(コリン)流れと体臭の軽減方法は

1)食べる
前駆体摂取量を減らす。 コリン・ダイエット

2)消化する 主に小腸
摂取された前駆体がTMAに変換されるのを減らす。 
腸内環境の改善 プロバイオティクス摂取
TMAに変換されてしまった分を減らす。 
活性炭・(鉄)銅クロロフィリン摂取

3)代謝する 主に肝臓
FMO3が血中TMAをTMAOに変えるのを助ける。 
リボフラビン(
ビタミンB2摂取 インヒビター摂取制限

4)排泄する 主に大腸 それに腎臓
TMAを含む排泄物をとっとと排出する。 
水分を多く取る 緩下剤の使用

となります。

昭和薬科大学薬物動態研究室の事例では

・銅クロロフィリンナトリウムの経口摂取
・活性炭の経口摂取
・食事療法(低コリン食を実践)

を魚臭症の症状緩和の方法としています。


「症状を軽くするための食生活の工夫」は、トリメチルアミンの元となる
コリン、カルニチン、レシチン、等を含む食品の摂取を制限することなどです。

コリンは、トリメチルアミン前駆体のひとつで、(化学式:(CH3)3N+)を含む化合物のひとつです。
一方、コリン以外のトリメチルアミン前駆体には、
レシチン、ペタイン、カルニチン、クレアチニン等があります。
これらも、トリメチルアミンの化合物です。

肉類にはカルニチンとクレアチニンが大量に含まれます。

☆ 食事療法(低コリン食療法)

症状を改善するためには、トリメチルアミンを含む食品、及び、
トリメチルアミンを生成する物質を含む食品の摂食を
低く抑えることが基本となります。
(トリメチルアミンを生成する成分を「トリメチルアミン前駆体」と呼びます)。

それが、低コリン食療法と呼ばれるものです。

海産魚類、頭足類(イカ、タコ)、甲殻類(エビ、カニ)にはTMAとTMAOが大量に含まれ
ます(TMAOの還元物はTMAです)。
これらの摂食を低くおさえることは当然のことです。

ただし、ここで問題なのは、コリンは必須栄養素であり、
不足すると重大な障害を引き起こすということです。


コリンの適切な摂取量は一日あたり
男性で550mg、女性で425mgとされています。

また、出産を控えた女性は、特段の注意を払う必要があるようです。

胎児、乳児、幼児は神経系や脳の発達のために大量にコリンを必要とします。
母体側のコリンが枯渇するほどとも言われています。

妊娠、及び、授乳期間中は低コリン療法を緩める必要があるようです。

赤ちゃんが早産で生まれた場合、コリンを含むミルク状ベビーフードで一時的にTMAUを発症す
るケースが報告されていますが、子供が成長するかコリンが絶たれれば消えるそうです。

自身の適切なコリン摂取量は、自分自身の手で見極める必要があります。

 ※主な食物中に含まれるコリン含有量の参考資料はこちら




・FMO3の活性を高める
http://www.genome.gov/11508983
アメリカ国立衛生研究所の資料では、
魚臭症への対処法のひとつとして、
リボフラビン(ビタミンB2)のサプリを摂って、
残っているFMO3の活性を高めるとの記述があり
一日に30-40mgのリボフラビン(ビタミンB2)を3回から5回に分けて
食物と一緒に摂取することが推奨されているそうです。

・FMO3の活性を阻害しない - その1 - インヒビターの摂取を低く抑える

食物の中には、FMO3の働きを抑制する物質を含むものがあります。
このような働きをする物資は“インヒビター”と呼ばれています。

インドールは、FMO3のインヒビターで、アブラナ類に多く含まれます。
また、グルコシノレートは多くの野菜に含まれるインヒビターですが、
アブラナ類に多く含まれことが明らかになっています。

これらの摂食は、低く抑えるよう努めるのが望ましいかもしれません。

アブラナ類に含まれる主な食品一覧

タアサイ B. campestris var. narinosa
セイヨウカラシナ B. juncea
カラシナ
タカナ B. juncea var. integlifolia
ルタバガ B. napobrassica
セイヨウアブラナ B. napus
キョウナ B. nipposinica
ハゴロモカンラン(ケール)B. oleracea var. acephala
ハボタン B. oleracea var. acephala
カリフラワー B. oleracea var. botrytis
ロマネスコ B. oleracea var. botrytis
キャベツ B. oleracea var. capitata
メキャベツ(コモチカンラン) B. oleracea var. gemmifera
コールラビ B. oleracea var. gongylodes
ブロッコリー B. oleracea var. italica
チンゲンサイ(タイサイ) B. rapa var. chinensis
パクチョイ(タイサイ) B. rapa var. chinensis
ノザワナ B. rapa var. hakabura
ミズナ B. rapa var. lancinifolia
アブラナ B. rapa var. nippo-oleifera
ハクサイ B. rapa var. pekinensis
コマツナ B. rapa var. peruviridis
カブ B. rapa var. rapa

出典元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

○FMO3の活性を阻害しない - その2 - 薬物代謝との競合を避ける

FMO3は多様な薬品の代謝に関わっています。

魚臭症・トリメチルアミン尿症(trimethylaMinuria)は、
肝代謝の薬品の使用を避けなければなりません。

薬物代謝とトリメチルアミン代謝との間でFMO3の競合が生じます。
FMO3の限られた能力が、薬物代謝により、トリメチルアミンの代謝に十分に活用されなくなるということです。
また、FMO3の限られた能力が奪われるばかりでなく、薬品が異常代謝します。

このような薬品の悪質な副作用はまだ未確認ですが、
通常とは異なる代謝が既に確認されています。

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