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におい、ニオイ、臭い、魚くさい体臭で悩むあなた、ひょっとしたら魚臭症かも知れません。魚臭症に関する知識、情報をいろいろと書いてみました。魚臭症に限らず、体臭の予防、解決のヒントがここにあります。
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魚臭症には2種類あります。

1)無臭化酵素をつくる遺伝子そのものに小さな変化があり、
結果的にその影響が強烈に出る場合


つまり、遺伝による魚臭症です。

遺伝子は、両親から1本ずつ受け継ぎますので、
一方に作用を低下させる要因があったとしても、
もう片方が機能すれば、心配はありません。

運悪く、両方とも無臭化酵素をうまく作れない遺伝子の場合
魚の腐ったようなニオイが体や口からでる可能性があります。

2)酵素作用の低下は一時的で、肝機能低下、
ホルモンバランスの変化、
同じ酵素で処理される他の物質との競合など、
総じて一時的と考えられる場合


つまり、一時的な魚臭症です。

たとえば、女性の生理直前、あるいは期間中のホルモン変動によって、
ふだんは正常な無臭化ができている方でも、
一時的に、魚臭症で苦しむ人と同じようなニオイになることがあります。

また、十分な休養や食事をとらずに、過酷な勤務を長時間続けた方も、
魚が腐ったような体臭、口臭になることがあるようです。

>で、チョコレートが体臭防止に、かなり、良いんです。


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魚の腐ったような体臭がする魚臭症の原因の、
トリメチルアミン (trimethylamine) は有機化合物の一種で、
通常、ガスボンベや40%水溶液として販売されるものなのです。

水溶液なので当然、水に非常に溶けやすいことになります。

低濃度では魚臭、
高濃度ではアンモニア状の臭気を有します。

そして、なんと驚くことに、

魚臭症の元となるトリメチルアミン は
生活環境の保全、国民の健康の保護のために制定された
悪臭防止法の規制対象なのです!!


口や体から、魚が腐ったようなニオイがすれば、
仕事、恋愛、学校等での人間関係にも
影響が出るかも知れませんね。

トリメチルアミンの詳しい説明はこちら





・FMO3の活性を高める
http://www.genome.gov/11508983
アメリカ国立衛生研究所の資料では、
魚臭症への対処法のひとつとして、
リボフラビン(ビタミンB2)のサプリを摂って、
残っているFMO3の活性を高めるとの記述があり
一日に30-40mgのリボフラビン(ビタミンB2)を3回から5回に分けて
食物と一緒に摂取することが推奨されているそうです。

・FMO3の活性を阻害しない - その1 - インヒビターの摂取を低く抑える

食物の中には、FMO3の働きを抑制する物質を含むものがあります。
このような働きをする物資は“インヒビター”と呼ばれています。

インドールは、FMO3のインヒビターで、アブラナ類に多く含まれます。
また、グルコシノレートは多くの野菜に含まれるインヒビターですが、
アブラナ類に多く含まれことが明らかになっています。

これらの摂食は、低く抑えるよう努めるのが望ましいかもしれません。

アブラナ類に含まれる主な食品一覧

タアサイ B. campestris var. narinosa
セイヨウカラシナ B. juncea
カラシナ
タカナ B. juncea var. integlifolia
ルタバガ B. napobrassica
セイヨウアブラナ B. napus
キョウナ B. nipposinica
ハゴロモカンラン(ケール)B. oleracea var. acephala
ハボタン B. oleracea var. acephala
カリフラワー B. oleracea var. botrytis
ロマネスコ B. oleracea var. botrytis
キャベツ B. oleracea var. capitata
メキャベツ(コモチカンラン) B. oleracea var. gemmifera
コールラビ B. oleracea var. gongylodes
ブロッコリー B. oleracea var. italica
チンゲンサイ(タイサイ) B. rapa var. chinensis
パクチョイ(タイサイ) B. rapa var. chinensis
ノザワナ B. rapa var. hakabura
ミズナ B. rapa var. lancinifolia
アブラナ B. rapa var. nippo-oleifera
ハクサイ B. rapa var. pekinensis
コマツナ B. rapa var. peruviridis
カブ B. rapa var. rapa

出典元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

○FMO3の活性を阻害しない - その2 - 薬物代謝との競合を避ける

FMO3は多様な薬品の代謝に関わっています。

魚臭症・トリメチルアミン尿症(trimethylaMinuria)は、
肝代謝の薬品の使用を避けなければなりません。

薬物代謝とトリメチルアミン代謝との間でFMO3の競合が生じます。
FMO3の限られた能力が、薬物代謝により、トリメチルアミンの代謝に十分に活用されなくなるということです。
また、FMO3の限られた能力が奪われるばかりでなく、薬品が異常代謝します。

このような薬品の悪質な副作用はまだ未確認ですが、
通常とは異なる代謝が既に確認されています。


 
魚臭症(ギョシュウショウ)とは、読んで字の通り、
体臭、口臭が魚のような臭い(ニオイ)になる病気です。

口臭ガス測定器では判定できないそうです。


別名トリメチルアミン尿症(trimethylaMinuria)とも言われているものです。
TMAUとはtrimethylaMinuria(トリメチルアミン尿症)を短縮したものです。

魚臭が残るたんぱく質のトリメチルアミンを
無臭の副産物に転換する転換酵素遺伝子が欠けているため
肝臓におけるトリメチルアミンの酸化能力が欠除し、
そのため体内に臭気が蓄積され、汗、呼気および尿などから
多量に排出されるのであろうと推測されています。

難しいですね。
簡単に言うと

摂取した食物を体内で消化分解した際に発生した
トリメチルアミンが分解されず、
汗や尿の中に排出され、
それが魚の腐ったような嫌な臭いになるということです。


TMAUは揮発性の化学物質なのだそうです。

だから肺を通したり、
汗や唾と混ざり合い、体の至る部位から分泌されるようです。

吐いた息や尿からも腐った魚のような臭い(ニオイ)がするのですから、
周りの人も当然気が付きますよね。

この奇病の専門家である、米フィラデルフィアはモネル化学研究所の
ジョージ=プレティ博士によると
魚臭症(ギョシュウショウ)候群(fish odor syndrome)は、
これまで全世界に約600例ほどしか報告のない、
常染色体劣性遺伝による先天性代謝異常、
つまり、先天的な遺伝病だということで、
アメリカにはこの奇病に苦しむ人々が集まる
魚臭症候群財団(TMAU Foundation)と呼ばれる組織が存在するそうです。

ウィキペディアによると肝機能障害や肝機能低下、
ホルモンバランスの変化による後天的な場合もあるようです。

従来、日本では、魚臭症(ギョシュウショウ)候群(fish odor syndrome)の患者は
いないとされてきました。

しかし、2003年、北海道大学大学院薬学研究科の研究グループによる
調査&研究が開始され、
日本での患者の存在が明らかとなりました。


イギリス・ノースヨークシャー州に住むクレア・デイドは2人の子供をもつシングルマザーでした。
愛する2人の子供や、離婚の後に出会った恋人のステファンと、幸せな日々を送っていました。

そんなある日、彼女は姉から、口が臭うと注意をされました。
そんなことを人から言われたのは初めてでしたが、同じ頃に、子供たちからも口臭があると指摘されたのです。
そして、勤務していた、自宅近くの養護施設でも、同僚に「シャツを洗っているか」聞かれました。
彼女には、腋臭(わきが)はありません。
もちろん、下着やシャツは毎日着替えているし、シャワーも浴びています。
周りから、においを指摘されても、自分ではわかりません。

それからというもの、食後以外にも何度も歯磨きをし、シャワーも2時間ごとに入るようにしました。
でも、彼女に対する、「くさい」という言葉は、無くなりませんでした。
病院で検査も受けましたが、原因となるようなものは見つかりませんでした。
仕事中に、同僚が「生ゴミみたいなニオイがする」と話しているのを耳にし、仕事も辞めました。

外に出る事が、恐怖になりました。
2002年の出来事でした。

2010年のある日、たまたま見ていたテレビ番組で、自分と同じ様な『生臭いにおい』で悩む女性が出演しているのを見ました。

そして、彼女の口から出た言葉は「トリメチルアミン尿症」という、病名でした。
彼女は、自分もこれに違いないと確信し、病院で検査を受けました。
医師の診断は、やはり、「トリメチルアミン尿症」、つまり、『魚臭症候群』だったのです。

クレアの8年にも及ぶ苦しみの正体がやっとわかった瞬間でした。

食べ物は、消化・吸収される過程で小腸に達すると、腸内細菌の作用で、【トリメチルアミン】という、生臭い匂いを出す物質が発生します。
普通の人の場合、【トリメチルアミン】は肝臓で酵素により分解され、魚が腐ったような悪臭が体外に出ることはありません。
しかし、彼女のように、酵素の働きに問題があって、【トリメチルアミン】を分解できない体質の人がいるのです。
すると、魚臭の原因物質は血液中に取り込まれ、全身に回り、汗や尿、息などに混じって排出されます。
悪臭を分化する酵素が働かない原因は、遺伝子の異常か肝機能障害によるものと考えられます。
クレアの場合は、肝機能障害が原因と考えられました。

魚臭症には、根本的な治療方法が確立されていません。
医師は症状軽減のため、クレアに食事療法を勧めました。

魚臭症の食事療法は、【トリメチルアミン】を発生させにくい、野菜やフルーツなどを食べるようにするというものです。
クレアは大好きだった肉をやめ、この食事療法を忠実に守りました。

【トリメチルアミン】を発生させやすいのは魚類、タマゴ、大豆、そら豆、枝豆、ピーナッツ、
アーモンド、肉、ベーコン、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、マヨネーズ、菜種油等です。
【トリメチルアミン】を発生させにくいのは米、小麦、サツマイモ、トマト、カボチャ、レタス、ニンジン、キュウリ、セロリ、リンゴ、バナナ、グレープフルーツ、ブドウ、キウイ、メロン、オレンジ、牛乳、ヨーグルト、チーズ等です。

診断から2年たち、体重は38kg減り、体臭も無くなり、人ごみも地下鉄も、エレベータも恐くなくなりました。
この食生活を続けるうちに、好みも変わり、苦にはならなくなったと、彼女は言います。
クレアは、自分のような病気に悩む人たちのために、医療カウンセラーを目指しています。


トリメチルアミン尿症の実例:魚臭症に悩むイギリスの女性の実話
不思議な病気スペシャル『自分には感じない苦しみ』
ゲスト: 磯山さやか、川合俊一、FUJIWARA(原西孝幸、藤本敏史)、山田優 (50音順)
放送日:2012年10月24日(水)

英語ですが、原画を見たい方はどーぞ
Lady with trimethylaminuria (TMAU):Body Fish Odor Syndrome

『魚臭症候群』に悩む、英国の女性の実話の動画
世界仰天ニュース不思議な病気スペシャル『自分には感じない苦しみ』の編集元になった、『UK daiiy morning TV Show』の、動画です。

内容は、こちらを参照してください。
魚臭症に苦しんだ女性の実話

Lady with trimethylaminuria (TMAU):Body Fish Odor Syndrome



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